枡野浩一「かんたん短歌の作り方」

久しぶりに短歌を作りたい熱が出てきて、四年ほど前に買いあさった入門本などをまた読んでみた。当時も一度は目を通したはずなのだけど、その頃とはまた違ったふうに感じられて、久しぶりに良い読書をしたような気がした。

何年も前にブログで書いたけれど、枡野浩一は私の好きな歌人の一人である。もちろん古典の中にもいい短歌はあるのだろうけど、やはり同時代に生きる人の作った現代短歌のほうが私にはぐっと深く心に突き刺さってくるのだ。現代短歌に惹かれる理由を私はまだはっきりと言葉に出来ないけれど、言葉で言い表せるなにかがあるはずだ。

最後に、この本の「作り方」の中から特に心に残った言葉を少し紹介したい。

  • これしかない!という決定的な表現に辿りつくまで、迷うのをやめないでください。
  • 短歌以外の形式で表現したほうが面白くなる内容のものは、短歌にしては駄目です。
  • 特殊効果をつかうと意味ありげに見えてしまうけど、それは危険なワナです。
  • 共感を呼ぶ題材を見つけただけで終わってしまっている、というのが、世間によくある駄目短歌なんです。
  • 「面白いことを書く」から面白いのではない、「面白く書く」から面白いのです。

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